会報表紙12月号 「サルトリイバラ」 | 京都北部 山の会と自然の会

会報表紙12月号 「サルトリイバラ」

12月、あわただしい季節です。

紅葉もそろそろ終わりで里山の雑木林は光が入るようになり見通しがよくなってきます。
クリスマスを前に赤い実がめだちます、ソヨゴやモチノキ、ガマズミなど多くの木々が赤い実をつけます。
ひときわ大きいのがサルトリイバラの実ですが藪の中に絡まってあるのでそれほど目立ちませんし、きれいに赤くならないものも結構沢山あります。
毎年新しい芽をだして茎のトゲを周囲のものに引っ掛けて立ち上がり、丸い大きな葉をつけて育ちます。
日当たりの良い所を好むので林の中にはあまりなくて林道沿いなどに良く見られます。

西日本ではカシワが少ないので柏餅はサルトリイバラの葉で包みます。
藪こぎの時に引っかかるのはノバラの類が多いのですがサルトリイバラも結構邪魔になります。
トゲとトゲの間隔が広いのでまだましなほうですし猿がひっかかるほど強いツルではありません。
分類ではユリの仲間ということになっていましたが最近はサルトリイバラ科として独立したようです。
たしかに見た目はユリとは思えません。

きれいな実を捜してリースの飾りや生け花の材料に使ってみませんか、きれいな実はめったにありませんが。
好天の時に初冬の山道を赤い実を捜して歩いてみてください、ほかにも色々な種類がみつかりますよ。

文 はる
絵 HITORISHIZUKA

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