会報表紙 4月号 「早春の木々」 | 京都北部 山の会と自然の会

会報表紙 4月号 「早春の木々」

4月、里山の雑木林が日毎に鮮やかになり、木々の花が咲き始めます。
早くから目立つのは馬酔木でそこはかとなく甘い香りが漂い、白いスズランのような花が目立ちます。有毒な植物で誤って馬が食べると酔ったようにふらふらとするのが語源とか。
最近の里山は鹿が増えて植物を食い荒らすので有毒で鹿が食べないアセビばかりが残っている所も多くなってきました。
六甲縦走路の宝塚側には見事なアセビの林がありましたし、奈良公園はアセビばかりです。
春一番に咲く木ですので昔から目立ったせいか万葉集などにも歌われています。

一句

 吾が背子に吾が恋ふらくは奥山の馬酔木の花の今盛りなり

皮を煎じて殺虫剤にしたりもしたようですが今では利用はされないですね。
手入れが簡単なのとほっといてもこんもりとした形になるので庭木や盆栽にもされます。
最近は赤い花の種類も売られていますね。

トサミズキやマンサクの目立たないけれども不思議な形で存在を誇示する花が咲き、タムシバ、山桜、ツツジと続いて春の山は満開になります。

一番いい季節ですね、季節の変わり目の天候急変や花粉症に注意して春の山を楽しみましょう、高山に行かれる方は雪崩にも注意が必要ですし、奥山を彷徨う方は熊にも注意ですね。

文 はる
絵 HITORISHIZUKA

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